【シニアの概況】高齢者の関与する消費トラブル/住宅火災における高齢者死者数/養護者による虐待 2017年2月

高齢者の関与する消費トラブルの相談は約20万件

全国の消費生活センターに寄せられた契約当事者が70歳以上の相談件数は、2008年から増加傾向にあり、2012年には20万件を超えました。2013年は195,480件となり、前年より減少に転じましたが、依然として20万件近い相談が寄せられています。

また、2014年度に70歳以上の高齢者から寄せられた相談を販売方法・手口別にみると、電話勧誘販売が35,951件(18.4%)、次いで家庭訪販が25,877件(13.2%)となっています。

 

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 出典: 国民生活センターホームページ「高齢者の消費者被害」(2015年5月末日までの登録分)より内閣府作成

 

住宅火災における死者数は約70%が高齢者

65歳以上の高齢者の住宅火災による死者数(放火自殺者等を除く)についてみると、2014年は699人となっており、前年より微減、また、全死者数に占める割合は69.5%となっている。

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出典: 消防庁「2014年(1月~12月)における火災の状況(確定値)」

  

養護者による虐待を受けている高齢者の約70%が要介護認定

2014年度に全国の1,741市町村(特別区を含む)で受け付けた高齢者虐待に関する相談・通報件数は、養介護施設従事者等によるものが1,120件で前年度(962件)と比べて16.4%増加し、養護者によるものが25,791件となり、前年度(25,310件)と比べて1.9%増加しました。また、2014年度の虐待判断事例件数は、養介護施設従事者等によるものが300件、養護者によるものが15,739件となっています。養護者による虐待の種別(複数回答)は、身体的虐待が66.9%で最も多く、次いで心理的虐待(42.1%)、介護等放棄(22.1%)、経済的虐待(20.9%)となっています。

養護者による虐待を受けている高齢者の属性を見てみると、女性が77.4%を占めており、年齢階級別では「80~84歳」が23.8%と最も多い。また、虐待を受けている高齢者のうち、67.1%が要介護認定を受けており、虐待の加害者は、「息子」(40.3%)が最も多く、次いで、「夫」(19.6%)、「娘」(17.1%)と続いている

 

養護者により虐待を受けている高齢者属性(性別/年齢/要介護認定申請状況/
要介護状況区分/虐待者との同居の有無/虐待者との続柄)

シニアマーケットー高齢者出典: 厚生労働省「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する
法律に基づく対応状況等に関する調査結果」(2013年度)

                        

記事作成:2017年2月

 


 
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