【シニアの概況】就労について―国際比較 2017年6月

収入の伴う仕事をしたいと回答した日本の高齢者の割合は44.9%

今後、収入を伴う仕事をしたいか尋ねたところ、調査対象国すべての高齢者の過半数が「収入の伴う仕事をしたくない(辞めたい)」と回答していますその一方で収入を伴う仕事をしたい(続けたい)とする高齢者の割合は、日本が44.9%と最も多く、次いでアメリカ39.4%、スウェーデン36.6%、ドイツ22.7%と続いています。

 

今後の就労意欲

出典:内閣府「高齢者の生活と意識に関する国際比較調査」(平成27年) ※対象は60歳以上の男女(施設入所者は除く)

 

 

日本とアメリカにおける収入の伴う仕事をしたい主な理由は、
「収入が欲しいから」、ドイツとスウェーデンは「仕事が面白いから」

収入を伴う仕事をしたい(続けたい)理由として、日本とアメリカは「収入が欲しいから」、ドイツとスウェーデンは「仕事そのものが面白いから、自分の活力になるから」と回答する割合が多く、仕事に求めるものの違いが表れています。

 

就労の継続を希望する理由

出典:内閣府「高齢者の生活と意識に関する国際比較調査」(平成27年) ※対象は60歳以上の男女(施設入所者は除く)

 

調査対象国すべての高齢者の半数以上が「収入を伴う仕事はしたくない」と回答するなか、日本の高齢者の44.9%は「収入の伴う仕事をしたい」と回答しています。就労を希望する高齢者に対して、多様なニーズに対応した就業機会の提供を図る必要があります。

 

記事作成:2017年6月

 

 


 
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