2016.10.28 シニア向け恋愛ドラマ

 最近ですが、土曜の深夜にひとり晩酌しながらぼーっとテレビを見ていたところ、少し驚いたことがありました。大人の恋愛模様を描くドラマが、フジテレビで放送されていました。しかし、ストーリーを追っていくと、なんと鈴木保奈美、菊池桃子等演じる50代アラフィフの女性が中心となって展開する、恋愛、仕事、家族、介護等をめぐるトレンディードラマチックなドラマです。

 鈴木保奈美といえば、90年代のバブル期に人気を博した女優さんですが、今も変わらず見目麗しく、皺のひとつや二つ(小じわはさすがにもっとあるかもしれませんが….。)は隠せないかもしれませんが、今もまったく、こんなおしゃれな感じのドラマに出演されても違和感がありませんね。昔ですと、この世代が主人公のトレンディードラマなど、考えられなかったのではないでしょうか。

シニア 生活 実態

 

 さて、今の時代といえば、言わずと知れた超高齢化時代。平成28年の総務省統計局のデータによると、「65歳以上の高齢者(以下「高齢者」といいます。)人口は3461万人(平成28年9月15日現在推計)で、総人口に占める割合は27.3%」となり、「過去最高」となったそうです。(「統計データ」、総務省統計局ホームページ、2016.9.18更新、http://www.stat.go.jp/data/topics/topi970.htm、2016.10.28引用)
昨今、インターネットの普及等、テレビ以外のメディアの利用が増加していることに伴い、若者のテレビ離れが報道されていることは広く知られていますが、ある調査によれば、その一方で、60歳代のテレビ視聴率は、平日でも4時間を超え若年層の2倍以上となり、また、テレビの長時間視聴は50代から急増しているそうです。うーん、正にこの冒頭の大人のドラマの対象の世代ですね。

 マジョリティー層が変われば、テレビ番組を見る人も変わるということで、今後ますますシニア向けの番組が増えると予想されますね。ちなみに、「テレビ朝日で来春、中高齢の視聴者向けの新しい帯ドラマ枠が創設される」ことが発表されたそうです。(「テレビ朝日、シニア世代向けに帯ドラマ枠を新設 第1弾は倉本聰氏オリジナル作品」、ORICON STYLE、2016.6.30更新、http://www.oricon.co.jp/news/2074293/full/、2016.10.28引用)

 今後、また続々と「大人のドラマ」が生まれるのでは….。
日頃、年齢不詳(自称)で通している私ですが、個人的には決して嫌いな風潮ではありません。日本も、フランスのように、いろいろな意味で成熟した国、大人の国になって行くのかもしれません。

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