マイスター60/50代会社員夫婦の定年対策 実態調査

人生100年時代、ボーッと生きてたら老後はピンチ!?50代会社員夫婦の定年対策 実態調査【第2弾】6割が再就職時のキャリアに自信アリと回答 一方、定年退職後の暮らしは85.8%が金銭面で不安あり 

定年後は希望通りの働き方や暮らし方ができないと思う 49.5% 年金受給額 「しっかり把握できている」 もわずか1割

 

高齢者の就労支援を行う株式会社マイスター60(本社:東京都港区、社長:小倉 勝彦)は、人生100年時代と言われる現代において、50代会社員夫婦の定年退職後の老後対策や自己研鑽状況を調査するため、妻と同居している全国の50代男性会社員500名、および50代男性会社員を夫に持ち現在同居している女性500名、計1,000名を対象にアンケート調査を実施いたしました。

第2弾の集計結果として、年金受給額の把握度や老後の金銭面の不安、定年退職に向けて行っている対策(定活)などについて発表いたします。 

<その他結果概要>
■定年退職後の老後の家計「しっかりと考えている」はわずか8.9%
■再就職後、新しい上司が年下だった場合でも70.4%が対応に自信アリと回答
■定年に向けた準備として「仕事関連の勉強(資格以外)」をしている わずか14.8%
■定年退職後、新しいキャリアに取り組んでみたい 51.6% 

 

 

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 85.8%が、老後の暮らしに金銭面で不安ありと回答 

50代の男性会社員500名、および50代の男性会社員を夫に持つ女性500名、計1,000名に自身や配偶者が定年退職した後の暮らしにおいて、金銭面に不安があるかを聞いたところ、「とても不安に感じる(40.4%)」、「どちらかというと不安を感じる(45.4%)」と合わせて85.8%の方が不安を感じている実態がわかりました。

男女別だと女性の方が不安に感じている割合は高く、全体の87.4%が不安と回答しました。

 

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 現在の仕事に満足していない人ほど、退職後の金銭的不安が強い傾向あり 

続けて男性500名に対して、現在の仕事に満足しているかどうかを聞いたところ、「とても満足している」は7.4%、「どちらかというと満足している」は50.0%、「どちらかというと満足していない」は31.8%、「全く満足していない」が10.8%という結果となりました。

この結果と定年退職後の金銭的不安に感じるかどうかの結果をクロス集計したところ、現在の業務に満足していない人ほど将来の金銭的不安を強く感じている傾向が分かりました。
 

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 人生100年時代はこれまで以上に計画性が重要!?家族の老後の家計「しっかり考えている」のは8.9%

自身または配偶者が退職した後の家族の老後の家計について、どの程度考えているかを聞いたところ、「しっかりと考えている」と回答した方は8.9%に留まり、「あまり深く考えていない」が44.0%と最も多い結果となりました。

85.8%の方が老後の金銭面での不安を感じている一方、老後の家計については、考えていると回答した方と考えていないと回答した方はほぼ半々に分かれ、将来は不安だけれどあまり真剣には考えられていないという二面性が見て取れます。

 

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 将来の年金は不安!?いくらもらえるか把握している割合も半々に分かれる 
 「年金支給額をしっかり把握できている」のは10.3%のみ

自身または配偶者が年金をいつどれだけもらえるか正しく把握できているかを聞いたところ、「しっかりと考えている」と回答した方が10.3%いた一方、「全く把握していない」と回答した方も9.7%存在しました。最も多かった回答は「一部把握できている(43.0%)」で、「ほとんど把握できていない(37.0%)」と続きました。

 

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 「定年後は希望通りの働き方や暮らし方ができないと思う」49.5% 

自身が勤める会社に定年制度がないと回答した男性、及び配偶者が勤める会社に定年制度がないと回答した女性153名を除く男女847名を対象に、自身もしくは配偶者の定年退職後は希望通りの働き方や暮らし方ができると思うかどうかを聞いたところ、「実現できないと思う」と回答した方は11.8%で「実現できると思う」と回答した人よりも多く、「どちらかというと実現できないと思う」と回答した37.7%と合わせると、半数の49.5%が実現できないと感じていることが分かりました。男女別で見ると女性の方が悲観的な意見が多い傾向が分かりました。

 

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 お金は不安な反面、6割が自信のキャリアやスキルに自信あり 

自身が勤める会社に定年制度がないと回答した20名を除く男性480名を対象に、定年後に新たな会社へ再就職することになった場合、自身のこれまでのキャリアやスキルに自信があるかを聞いたところ、「とても自信がある(9.6%)」と「どちらかというと自信がある(50.8%)」合わせて60.4%の方が自信を持っていることが分かりました。また、再就職の際の人間関係で問題となる「年下上司への対応」にも、7割近くが自信があると回答しました。

 

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業務満足度はキャリアを活かせているかどうかに影響される!?
自身のキャリアを今の業務に活かせている人ほど、業務への満足度は高い傾向有り

再就職に成功した60歳以上の方を対象とした自社調査(2018年2月実施)では、「現在の業務で自身のこれまでのキャリアを活かせている」と回答した107名のうち、45.8%の方が業務への満足度が高いと回答した一方、キャリアをあまり活かせていないと回答した方の満足度は9.4%、全く活かせていないと回答した方に限っては満足度0%という結果となりました。
こうした結果から、現在の業務に自身のキャリアを活かせているかどうかと、業務への満足度には一定の関係性が見られ、自身のキャリアをどのように活かしながら再就職できるかが、満足のいく再就職先選びのポイントとなると考えられます。

 

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 50代は自己研鑽よりも資産運用や人脈形成!?
 定年に向けて現在取り組んでいることで最も多かったのは「お金や資産運用の勉強」 

次に自身が勤める会社に定年制度がないと回答した20名を除く男性480名を対象に、定年に向けて具体的な準備をしているかをそれぞれの活動項目で聞いたところ、現在取り組んでいると回答した方の割合が最も多かったのは「お金や資産運用の勉強(16.5%)」で、「これから取り組む予定」と回答した方も43.3%と最も多く、「過去充分に取り組んだ」と回答した7.1%を合わせると、全体の66.9%が資産運用に何かしらの関心がある(あった)ということが分かりました。

一方、「仕事関連の勉強(資格取得以外)」や「資格取得のための勉強」に現在取り組んでいる、と回答した方は、資産運用や人脈形成で回答した方よりも相対的に低く、「今後取り組む予定はない」と回答した方が高い傾向にあり、勉強などの自己研鑽よりもお金や人脈形成を重要視している実態が明らかになりました。

 

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 「定年退職後は新しいキャリアに取り組んでみたい」51.6% 

自身が勤める会社に定年制度がないと回答した20名を除く男性480名を対象に、定年退職後はこれまで経験したことのない仕事に取り組んでみたいかどうかを聞いたところ、「とても思う」が8.3%、「どちらかというと思う」が43.3%、「どちらかというと思わない」が39.2%、「全く思わない」が9.2%という結果になりました。

 

今回の調査では、定年退職後のお金や暮らしへの不安は大きく感じている反面、自身のキャリアやスキルには自信を持っているという方が比較的多いことが分かりました。また定年退職に向けた準備としては、資産運用などを考えている方が多く、仕事関連の勉強をしている方が比較的少ない結果となりました。

人生100年時代と言われる中、実際の再就職の現場では、見えない年齢制限の壁や、資格やスキル不足など現役時代には想定すらしていなかった場面に直面したという方が少なくありません。「人生100年時代、ボーッと生きてたら老後はピンチ!?」を心に刻み、資産運用のみならず、それまでの経験や役職・立場に甘んじず、自らの資格やスキル、キャリアなどを磨き続けることが、定年退職後も生き生きと働くためにはとても重要です。

<調査概要>
有効回答数 1,000名
       ・妻と同居している全国の50代男性会社員500名
       ・50代男性会社員を夫に持ち、現在同居している全国の女性500名(40代100名/50代400名)
調査期間  2019年3月22日~2019年3月27日
調査方法  インターネットリサーチ

※本リリースによる調査結果をご利用いただく際は「マイスター60調べ」と付記のうえご使用くださいますようお願い申し上げます。

 

社長メッセージ
「社会で活かそう!深い知識、豊かな経験、働く意欲」

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取締役社長 小倉 勝彦

 

弊社は今年度創立30周年を迎えます。この間「年齢は背番号 人生に定年なし®」のキャッチフレーズのもと「高齢者の雇用創出」に取り組み、今日までおよそ7,400名の雇用創出を実現して参りました。日本は生産人口の急激な減少が進み、経済の活力を維持していくために高齢者、女性、外国人など全ての人々の労働市場への参加は益々重要になっています。

とりわけ経験豊かな高齢者の参加は、技術、知識、ノウハウの伝承、又本人の生きがいや健康増進にもつながり、豊かな社会作りの基盤となります。
弊社は、長年積み重ねてきた建設、設備管理をはじめとする技術部門の人材に加えて事務部門を含めた幅広い分野での雇用創出に注力しています。
これからも「高齢者会社」の先駆者として、「シニアセカンドキャリア支援プログラム」や「ビル設備管理の為の技能研修、講習」等を実施、高齢者の就労支援に努め「生涯現役文化」をひらきます。

マイスター60では設備管理者などのエンジニアをメインとしたシニア人材の派遣・紹介事業を展開しています

①設備管理技術職(ビル管理所長/ビル設備管理/電気設備管理/消防設備点検など)
②建設技術職(新築工事施工管理/耐震構造設計/安全衛生管理担当業務/土木コンサル営業など)
③経営管理職(中小企業の次期社長候補・補佐/経営顧問/経理・人事・総務部長など)
④専門技術職(機械・電気設計/化学/IT/工場生産管理/品質管理など)

 

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【会社概要】
会社名      株式会社マイスター60
代表       取締役会長 平野 茂夫
         取締役社長 小倉 勝彦
設立       1990年2月1日
所在地      〒108-0014 東京都港区芝4-1-23 三田NNビル3F
資本金      1,000万円
社員数      343名
電話番号(代表) 03-5657-6360
FAX番号     03-3453-1666
URL       https://www.mystar60.co.jp/
事業内容              人材派遣、職業紹介等の人材サービス
        [労働者派遣事業許可番号]派13-304122
        [有料職業紹介事業許可番号]13-ユ-303702
 

 

 

 

 

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