ディップ/シニアの望む就業時のケア、企業とギャップありシニアは「体力や経験に対する考慮」を希望する一方、企業は「敬意をもった接し方」に注力

シニアの望む就業時のケア、企業とギャップありシニアは「体力や経験に対する考慮」を希望する一方、企業は「敬意をもった接し方」に注力

ディップ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼CEO:冨田英揮、以下当社)のディップ総合研究所は、現在アルバイト・パートで就業している60~74歳の男女を対象に「シニア(※1)の就業に関する意識調査」を行いましたので、その結果をご報告いたします。
(※1)60歳以上の方と定義しています

 

■調査結果サマリ
・シニアが働きたいと思う理由は、1位「家計・生計や貯金貯蓄のため」(57.6%)を筆頭に、「お金」「健康」「社会とのつながり」に関する項目が上位
・シニアの理想の働き方は、「過去に得たスキル・能力を活かす」「様々な世代の人と働く」「短時間勤務」が多数派。一方、職場での理想の立場は、「プレイヤーの立場」(42.8%)「後進を指導する立場」(33.9%)で、結果が二分
・シニアがケアしてほしいと思う上位項目は、体力の低下や経験に対する考慮である一方、企業が注力する項目1位は「敬意をもって接する」(25.0%)でギャップあり

 

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「シニアの就業に関する意識調査」https://www.baitoru.com/dipsouken/all/detail/id=343

■調査結果概要
1.シニアが働きたいと思う理由 
シニアが働きたいと思う理由は、1位「家計・生計や貯金貯蓄のため」(57.6%)を筆頭に、「お金」「健康」「社会とのつながり」に関する項目が上位にあがりました。

 

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2.シニアの理想の働き方 
仕事の仕方については「これまでのスキルを能力を活かしたい」(72.4%)(※2)、同僚については「様々な世代と働きたい」(64.9%)(※2)、勤務形態の理想に関しては「働く日数を減らす・短時間勤務」(61.7%)(※2)を理想とするシニアが多数派となりました。一方、働くときの立場としては、「指導者の立場」(42.8%)(※2)「プレイヤーの立場」(33.9%)(※2)を望む人がそれぞれいることも明らかになりました。
(※2)「AまたはBに近い」「ややAまたはBに近い」の合算

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3.シニアがケアしてほしいこと/企業がケアしていること 
シニアが企業にケアしてほしいと思う項目1位は、「仕事内容は体力や経験などを考慮して決めてほしい」(32.0%)を筆頭に、体力の低下に対する考慮を希望する回答が上位。一方、企業がシニアに対して行っているケア1位は「敬意をもって接する」(25.0%)となり、シニアの理想とギャップがあることがわかりました。

<シニアがケアしてほしいこと>

 

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<企業がケアしていること>

 

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 その他、調査の詳細は下記URLにて公開しています。
「シニア就業に関する意識調査」https://www.baitoru.com/dipsouken/all/detail/id=343

■調査背景
 この10年で、労働力人口全体に占める65歳以上の割合が約4.3%(※3)増加するなど、シニアの労働力比率は年々高まっており、企業にとって、シニアの採用および定着・活躍は重要な課題となっています。
 そこでこの度、シニアの雇用形態の中で最も割合の高い(※4)「アルバイト・パートに従事しているシニア」を対象に「シニアの就業に関する意識調査」を実施。シニアが理想としている働き方を明らかにするとともに、企業がシニアを採用する際の募集、定着のポイントを探りました。
(※3)参考元:総務省統計局「労働力調査(基本集計)平成30年(2018年)平均(速報)結果の要約」
(※4)内閣府「平成29年版高齢社会白書(全体版)結果の要約」

■調査結果からわかる採用企業側の採用力強化ポイント
 調査結果より、「仕事の仕方」「同僚」「立場」「勤務形態」それぞれの項目に対するシニアの理想の働き方が明らかになりました。どんなスキルが活かせるかを明確にして募集する、どんな立場で働きたいかをヒアリングしてから任せる仕事を決める、といったマッチング面の工夫や、様々な世代の同僚とも働けるような職場環境の整備、短時間・少ない日数での勤務も選べる仕組みづくりなどの制度の充実が、シニア採用・定着のポイントとなりそうです。
 また、シニアの望むケアと企業がシニアに対して行っているケアに差があることもわかっています。企業が、シニアにあったサポート内容へ変更することも望まれます。

【調査概要】
調査設計・分析:ディップ総合研究所 ディップレポート編集室 廣吉夕奈
調査名:ディップ総合研究所 「シニアの就業に関する意識調査」
調査手法:インターネット調査(楽天インサイト)
調査対象:47都道府県に在住し、現在アルバイト・パートで就業している60~74歳の男女
調査実施時期:2019年4月12日(金)~2019年4月15日(月)
有効回収数:481サンプル
※当調査結果を引用・転載される際は、下記表記をお願いいたします。
出典:ディップ総合研究所「シニアの就業に関する意識調査」(https://www.baitoru.com/dipsouken/all/detail/id=343
※インターネットメディアへご掲載いただく場合は、ディップ総合研究所TOPページ(https://www.baitoru.com/dipsouken/)または、アンケート調査結果ページ(https://www.baitoru.com/dipsouken/all/detail/id=343)のURLを記載ください。

ディップ総合研究所 概要
 ディップ総合研究所は、アルバイト・パート・派遣社員・正社員など働く人すべての気持ちや本音・許容や理想を、調査を通して明らかにするため、2019年1月17日に開設しました。経営層から人事・採用担当者向けに、“採用活動やその後の育成・定着を成功に導く”実践的なコンテンツを提供することで、「採用された人材が活躍し、働く人と企業がともに輝ける社会」の実現を目指します。

ディップ総合研究所https://www.baitoru.com/dipsouken/

当社概要
 当社は、アルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」、正社員・契約社員求人情報サイト「バイトルNEXT」、総合求人情報サイト「はたらこねっと」、看護師人材紹介サービス「ナースではたらこ」を通じ、求職者と求人企業双方にとって利便性の高いサービスを提供することで社会を改善する存在となる事を目指しています。2004年5月東証マザーズ上場、2013年12月東証一部上場。2019年2月期売上高421億円。
 2016年には「dip AI.Lab」を設立。日本初のAI専門メディア「AINOW」や日本初のAIスタートアップ支援制度「AI.Accelerator」の運営などを行っています。

社名:ディップ株式会社
代表:代表取締役社長 兼CEO 冨田 英揮
本社:東京都港区六本木3-2-1 六本木グランドタワー31F
電話:03-5114-1177(代表)
設立:1997年3月
資本金:1,085百万円 (2019年2月末現在)
従業員数:1,967名(2019年4月1日現在の正社員)※契約・アルバイト・派遣社員除く
事業内容:求人情報サイト「バイトル」「バイトルNEXT」「はたらこねっと」などの運営、看護師転職支援サービス、他
URL:https://www.dip-net.co.jp/

 

 

 

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