【シニアの消費】穀類の消費 2020年2月

総務省統計局より発表される『消費動向指数』を元に、具体的な数字を交えてながら
シニアマーケットについて、テーマ別にご紹介します。
シニアマーケットをマクロ視点で捉える際にお役立てください。


 

以前の記事※で、1か月あたりの穀類の消費支出の合計は全体平均で5,247円(※7.8%)、60~69歳で5,744円(8.0%)、70歳~4,950円(7.9%)であり、60代は全体よりも多く、70歳~は全体を下回る支出となっています。

※前記事:【シニアの消費】食料費の内訳 2019年8月
※( )内は食費全体を100%とした場合の割合

 

世帯主の年齢階級別1世帯あたりの食料支出金額一覧

世帯主の年齢階級別1世帯あたりの食料支出金額一覧

今回は、食費の中から「穀類」の内訳をご紹介します。 


世帯主の年齢階級別1世帯あたり穀類支出一覧

穀類一覧

 

穀類で最も購入額が多いのは「米」、次いで「パン」

全体平均の穀類の合計金額は5,247円で、食費支出合計に対しての割合が7.8%※となっており、食費の中で6番目に多いカテゴリとなっています。
内訳の上位は、その他を除くと「米」が1,615円と最も多く、「他のパン」1,456円、「食パン」634円となっており、比率は「米」が30.8%、「他のパン」が27.7%、「食パン」12.1%となっており、「米」と「他のパン」が非常に多いことが分かります。

【シニアの消費】食料費の内訳 2019年8月

<全体平均>1世帯当たりの「穀類」支出(%は構成比)

全体

 

60~69歳は全体よりも「乾うどん・そば」、「もち」の消費が多い

60~69歳の穀類の合計金額は全体平均が5,247円なのに対し、5,744円となっており、全体平均よりも497円上回っています。

全ての商品で全体平均を上回っており、全体平均よりも特に多いのが「乾うどん・そば」。全体平均が159円なのに対して191円と約1.2倍となっています。次いで全体よりも多いのが「もち」。全体平均が125円なのに対して149円と約1.2倍となっています。

 

 

<60~69歳>1世帯当たりの穀類支出(%は構成比)

60代

 

70歳~は全体よりも「米」の消費が多く、「スパゲッティ」や「カップ麺」の消費が少ない

70歳~の穀類の合計金額は全体平均が5,247円なのに対し、4,950円となっており、全体平均よりも297円少なくなっています。

全体平均よりも合計支出額は少ないものの、「米」については60代よりも多く、1,795円となっており、全体平均の1.1倍となっています。

更に、「もち」は全体平均が125円なのに対して180円と約1.4倍となっており差が大きくなっています。「もち」に次いで差が大きいのは60代と同様に「乾うどん・そば」で、全体平均が159円なのに対して215円とそれぞれと約1.4倍の支出となっています。

一方、「スパゲッティ」は全体平均よりも少なく、全体平均が74円なのに対し、42円と約6割となっています。また「カップ麺」も全体平均が314円なのに対し194円と約6割となっています。

 

 

<70歳~>1世帯当たりの穀類支出(%は構成比)

70歳~

 

※データ出典元:統計局「消費動向指数(CTI)参考詳細表 年次 2018年世帯主の年齢階級別(総世帯)を加工して作成

 

記事作成:2020年2月


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