【シニアの消費】魚介類の消費 2020年3月

総務省統計局より発表される『消費動向指数』を元に、具体的な数字を交えてながら
シニアマーケットについて、テーマ別にご紹介します。
シニアマーケットをマクロ視点で捉える際にお役立てください。


 

以前の記事※で、1か月あたりの魚介類の消費支出の合計は全体平均で5,026円(※7.4%)、60~69歳で6,144円(8.5%)、70歳~6,400円(10.2%)であり、シニア世代は全体平均よりも消費が多くなっています。

※前記事:【シニアの消費】食料費の内訳 2019年8月
※( )内は食費全体を100%とした場合の割合

 

世帯主の年齢階級別1世帯あたりの食料支出金額一覧

世帯主の年齢階級別1世帯あたりの食料支出金額一覧_魚介類

今回は、食費の中から「魚介類」の内訳をご紹介します。 


世帯主の年齢階級別1世帯あたり魚介類支出一覧

魚介類カテゴリ一覧

魚介類一覧

 

魚介類で最も購入額が多いのは「まぐろ」、次いで「さしみ盛り合わせ」

全体平均の魚介類の合計金額は5,026円で、食費支出合計に対しての割合が7.4%※となっており、食費の中で7番目に多いカテゴリとなっています。
内訳の上位カテゴリは、鮮魚2,541円で50.6%、塩干魚類940円で18.7%、魚肉練製品575円で11.4%となっています。

また、品目別にみると、その他を除くと「まぐろ」が3405円と最も多く、「さしみ盛り合わせ」312円、「さけ」307円となっており、比率は「まぐろ」が6.8%、「さしみ盛り合わせ」が6.2%、「さけ」6.1%となっています。

【シニアの消費】食料費の内訳 2019年8月

<全体平均>1世帯当たりの「魚類」支出 上位10品目(%は構成比)

上位10種_全体平均

 

60~69歳は全体の約1.2倍の消費量で「かに」「かき」の消費が多い

60~69歳の魚介類の合計金額は全体平均が5,026円なのに対し、6,114円となっており、全体平均よりも1,088円上回り、約1.2倍となっています。

また、全ての品目で全体平均を上回っており、最も消費額が多いのは「さしみ盛り合わせ」で425円、次いで「まぐろ」408円と全体平均と順位が逆となっており、「さけ」338円と続いています。

全体平均と比較して特に多いのが「かに」。全体平均が99円なのに対して139円と約1.4倍となっています。次いで全体よりも多いのが「かき」。全体平均が56円なのに対して76円と約1.35倍となっています。

 

<60~69歳>1世帯当たりの「魚類」支出 上位10品目(%は構成比)

上位10品目_60代

 

70歳~は全体の約1.3倍の消費量で「魚介のつくだ煮」「いわし」の消費が多い

70歳~歳の魚介類の合計金額は全体平均が5,026円なのに対し、6,400円となっており、全体平均よりも1,374円上回り、約1.3倍となっています。

また、全ての品目で全体平均を上回っており、最も消費額が多いのは「まぐろ」で432円、次いで「さしみ盛り合わせ」354円、「さけ」341円と続いています。

全体平均と比較して特に多いのが「魚介のつくだ煮」。全体平均が79円なのに対して136円と約1.7倍と非常に多くなっています。次いで全体よりも多いのが「いわし」。全体平均が37円なのに対して57円と約1.5倍となっています。

 

<70歳~>1世帯当たりの「魚類」支出 上位10品目(%は構成比)

上位10種_70代

 

シニア世代は魚介類の消費額が全体と比べて非常に多く、年齢が高いほど金額が多くなるようです。

 

※データ出典元:統計局「消費動向指数(CTI)参考詳細表 年次 2018年世帯主の年齢階級別(総世帯)を加工して作成

 

記事作成:2020年3月


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