【シニアの消費】乳卵類の消費 2020年4月

総務省統計局より発表される『消費動向指数』を元に、具体的な数字を交えてながら
シニアマーケットについて、テーマ別にご紹介します。
シニアマーケットをマクロ視点で捉える際にお役立てください。


 

以前の記事※で、1か月あたりの乳卵類の消費支出の合計は全体平均で3,133円(※4.6%)、60~69歳で3,435円(4.8%)、70歳~3,191円(5.1%)であり、60代は全体よりも多いですが、70代~は全体よりも少なくなっています。

※前記事:【シニアの消費】食料費の内訳 2019年8月
※( )内は食費全体を100%とした場合の割合

 

世帯主の年齢階級別1世帯あたりの食料支出金額一覧

世帯主の年齢階級別1世帯あたりの食料支出金額一覧今回は、食費の中から「乳卵類」の内訳をご紹介します。 


世帯主の年齢階級別1世帯あたり乳卵類支出一覧

乳卵類一覧

 

乳卵類で最も購入額が多いのは「牛乳」、「ヨーグルト」、「卵」の順

全体平均の乳卵類の合計金額は3,133円で、食費支出合計に対しての割合が4.6%※となっており、食費の中で9番目に多いカテゴリとなっています。
内訳の上位カテゴリは、「牛乳」1,041円で33.2%、「ヨーグルト」918円で29.3%、「卵」637円で20.3%となっています。

 

【シニアの消費】食料費の内訳 2019年8月

<全体平均>1世帯当たりの「乳卵類」支出 (%は構成比)

乳卵類_全体平均

 

60~69歳は「ヨーグルト」の消費額が全体平均の約1.2倍

60~69歳の飲料の合計金額は全体平均が3,133円なのに対し、3,435円で全体平均よりも302円上回っており、約1.1倍の支出となっています。

内訳をみると、「粉ミルク」を除き全てのアイテムで全体平均よりも多く、また全体と同様に「牛乳」が1,106円と最も多く、次いで「ヨーグルト」1,063円、「卵」712円となっています。

全体と比較して差が最も大きいのは「ヨーグルト」で、全体平均が918円なのに対し、1,063円と約1.2倍となっています。

 

<60~69歳>1世帯当たりの「乳卵類」支出 (%は構成比)

乳卵類_50代

 

70歳~は「バター」「チーズ」の消費金額が少ない

70歳~歳の飲料の合計金額は全体平均が3,133円なのに対し、3,191円となっており、全体平均よりも58円多く、ほぼ同額となっています。

内訳をみると、「牛乳」が1,171円と最も多く全体平均・60代よりも多い金額となっており、次いで「ヨーグルト」9433円、「卵」645円となっています。

また、「チーズ」は全体平均が396円なのに対し335円と約8.5割、「バター」は全体平均が70円なのに対し59円と約8.4割と少なくなっています。

 

 

<70歳~>1世帯当たりの「乳卵類」支出(%は構成比)

乳卵類_60代

 

シニア世代は金額差は少ないものの、乳卵類に関しては全体よりも消費が若干多い傾向にあるようです。

 

 

※データ出典元:統計局「消費動向指数(CTI)参考詳細表 年次 2018年世帯主の年齢階級別(総世帯)を加工して作成

 

記事作成:2020年4月


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