Recovery International/過去8年間の看護師の離職率に関する調査結果

2020/6/30

看護師の離職率は一般労働者と大きな差が見られない結果となる

RecoveryInternational株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:大河原 峻)が運営する看護師向けのメディア『ナーステート』(https://nurstetho.com/)は、過去8年間における看護師の離職率について分析結果をまとめました。
 
 
 ■看護師離職率の概要

一般的に看護師は離職率が高いというイメージがありますが、実際の離職率は約11%と一般労働者と比較して大きな差は見られない結果となりました。
病床数が小さいこと、個人病院、東京や神奈川、大阪などの都心部の病院での離職率が高い傾向が見られました。
上記結果の解釈として、看護師の代表的な退職理由から、転職選択肢の多さやワークライフバランスに対する取り組みのしやすさ、通勤のしにくさなどが考えらます。

▼▼分析結果の詳細▼▼

看護師の離職率は約11%!データからみる看護師の離職率を徹底分析
URL: https://nurstetho.com/nurse-turnover

■分析結果のポイント
1)一般労働者と看護師の離職率比較

一般労働者と看護師の離職率比較
<各離職率の平均>
正規雇用看護師職員:10~11%
新卒看護師:7.5~8%
一般労働者:11~12%
大学新卒採用:11~13%

一般労働者と比較して正規雇用看護師職員の離職率は決して高いわけではありません。また、新卒看護師の離職率は大学新卒採用者と比較して低いという結果でした。

 
2)設置主体別の看護師の離職率
設置主体別の看護師の離職率
<個人病院と公立病院等の離職率比較>
個人病院:13~17%
公立・厚生連・日本赤十字社:~10%

個人病院の離職率は高く、公立病院などは例年離職率が低い傾向です。

 
3)病床別の看護師の離職率
 
病床別の看護師の離職率
 
正規雇用看護師の離職率は、病床数が多くなるにつれて、若干離職率が低くなる傾向がみられます。

4)都道府県別の看護師の離職率

 
都道府県別の看護師の離職率
 
上記は2012~2018年度の各都道府県別の看護師の平均離職率。
東京都や神奈川県、大阪府などの都市部で看護師の離職率が高い傾向にあります。
 
■データ出典、用語について
<参考> 
・厚生労働省 平成 30 年雇用動向調査結果の概況
・日本看護協会

<離職率定義>
厚生労働省データ :「その後の1年間で退職した人数」/ 「ある時点で在職していた人数」
日本看護協会データ:「当該年度の総退職者数 / 「当該年度の平均職員数」

 
■引用・転載に関するお願い
本リリース内容を引用・転載くださる際は、看護師向けのメディア『ナーステート』による分析である旨を記載くださいますようお願いいたします。
 
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