【シニアの概況】介護者の離職理由/介護時間 2016年7月

介護を機に仕事を辞めた人の5割以上は、仕事を「続けたかった」と回答

 介護を機に離職した離職者に対してその理由を聞いたところ、男女ともに「仕事と手助け・介護の両立が難しい職場だったため」(男性62.1%、女性62.7%)が最も多く、「自分の心身の健康状態が悪化したため」(男性25.3%、女性32.8%)、「自分の希望として「手助け・介護」に専念したかったため」(男性20.2%、女性22.8%)、「施設へ入所できず「手助け・介護」の負担が増えたため」(男性16.6%、女性8.5%)と続いています。

 また、離職時の就業継続の意向を聞いたところ、男女ともに5割以上が「続けたかった」(男性56.0%、女性55.7%)と回答しています。

 

介護を機に離職をした理由(複数回答)

出典:仕事と介護の両立に関する労働者アンケート調査(平成24年度厚生労働省委託調査)

介護を機に仕事を辞めた時の就業継続の意向

出典:仕事と介護の両立に関する労働者アンケート調査(平成24年度厚生労働省委託調査)

 

要介護4以上では約半数がほとんど終日介護を行っている

同居している主な介護者が1日のうち介護に要している時間をみると、「必要な時に手をかす程度」が42.0%と最も多い一方で、「ほとんど終日」も25.2%となっています。
要介護度別にみると、要支援1から要介護2までは「必要な時に手をかす程度」が最も多くなっていますが、要介護3以上では「ほとんど終日」が最も多くなっており、要介護4以上では約半数がほとんど終日介護しています。

同居している主な介護者の介護時間

出典:厚生労働省「国民生活基礎調査」(平成25年)

 

記事作成:2016年7月

 

 


 
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