AUTOCARE/やらされ感のない科学的介護を。LIFE/CHASEを負担なく活用するアプリ。

2021/3/1

介護自動記録AIアプリFonLogが、科学的介護情報システムLIFE/CHASEに対応しました

新年度の介護報酬の改定においては「科学的介護情報システム(LIFE)」への対応が重視されています。ただLIFEは日本全体のケアの向上には役立つものの、事業所のデータ入力の負担が増大する恐れがあります。国立大学法人九州工業大学で開発された介護自動記録AIアプリFonLogは、LIFEにさっそく対応しました。LIFEからのフィードバックに頼らずとも、ケアの向上や業務効率を改善したりできます!
 
○背景:

厚生労働省は2月19日、新年度からの「科学的介護情報システム(LIFE)」の活用に向けた通知を出しました。
LIFE(Long-term care Information system For Evidence)とは、これまで高齢者の状態やケアのデータ収集システム(CHASE)と、通所・訪問リハビリテーションデータ収集システム(VISIT)を一体運用をするものです。
LIFEは、「科学的介護推進体制加算」だけでなく、来年度からの介護報酬の多くの加算項目に、LIFEの活用が要件として含まれました。また、ICT導入補助金のためにも要件となっています。

LIFEを活用するには、1. 利用者の情報を毎月LIFEに提供することと、2. LIFEからのケア改善に関するフィードバックを十分に生かすこと、が重要ですが、2の内容はまだ明らかになっていません。
つまり、LIFEは日本全体でのエビデンスに基づくケアの向上のためには非常に重要なもの、現時点では、1のために余計な負担はかかるが、ケア向上のPDCAを回すことはできない、という、現場の負担が増えるだけになる恐れがあります。

国立大学法人九州工業大学で開発された介護自動記録AIアプリFonLogは、その柔軟なデータ取り扱いの特徴を生かして、LIFEにさっそく対応しました。
スマートフォンで利用者の情報を入力すると、Webの管理画面から、LIFEに対応したCSVファイルを出力することができます。

このアプリは、
・たった2画面で使いやすい
・あらゆる入力項目とと出力に対応できる
・Wifiが施設内に行き渡らなくてもオフラインで使える
・しゃべりかけるだけで構造化できる一歩進んだ音声入力
・IoT・ビッグデータ活用がスムーズ

といった特徴があり、すでに国立大学病院2大学や介護施設に導入の実績があります。

このように、もともとビッグデータに活用することを目的としたアプリのため、LIFEからのフィードバックに頼らずとも、利用者の情報を可視化したり、スタッフの業務効率を改善したりすることが可能となりました。

国立大学病院や介護施設で実績のある介護自動記録AIアプリFonLogを正式リリース: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000057750.html

○LIFE/CHASEについて

LIFEを活用すると、介護保険において4月から導入される、「科学的介護推進体制加算」を算定することができます。新年度からすぐLIFEを活用したい場合は、3月25日までに利用申請をすませる必要があります。

この加算は利用者一人あたり40-60単位/月ですが、このほかにも施設型・通所型、訪問リハビリテーションにおける多くの加算項目に、LIFEの活用が要件として含まれましたので、トータルとして見ると、LIFEへの対応は多くの事業所にとって無視できないものです。

合同会社AUTOCARE3
厚生労働省「科学的介護情報システム(LIFE)」の活用等について(別添1)より
http://www.roken.or.jp/archives/24039

○LIFEを活用するためには?

LIFEを活用して「科学的介護推進体制加算」を算定するには、大きく2つの要件があります。

1. 全ての利用者の心身の基本的な情報を、翌月10日までにLIFEに送ること

利用者のADLや栄養状態、口腔機能、嚥下の状態、認知症の状態など、多岐にわたる情報を提供する必要があります。施設型サービスで加算(II)を算定するには、詳細な既往歴や服薬状況、同居家族の状況など、更に多くの情報を提供する必要があります。

この情報をLIFEに送るためには、LIFEのサイトでデータを直接する方法と、介護ソフトからCSV連携で送信する方法があります。

2. LIFEからのケアの改善に関するフィードバックを十分に活かすこと

LIFEからケアの改善に関するフィードバックが、利用者ごとに示されますので、それを活かすPDCAサイクルを回す必要があります。
フィードバックの内容はまだ明らかになっていませんが、
「科学的介護情報システム(LIFE)」の活用等について(別添2)5-6ページによると、
http://www.roken.or.jp/archives/24039

・リハビリテーションの提供に合わせて、間食など食事提供量の増量を推奨。
・入所者は元気な方が多い傾向であり、食事の状態を踏まえると、 排泄の状態も、更に改善が期待できることを示唆。

と言ったフィードバックがイメージされています。

○LIFEは、ICT導入補助金のために必要

「科学的介護情報システム(LIFE)」の活用等について(別添6)
http://www.roken.or.jp/archives/24039

によると、介護事業所の業務効率化のために導入する介護ソフト、スマートフォン、Wifi機器といったICTのための令和2年度補助金が、介護報酬改定に合わせて令和3年度も過年度執行が可能な見込みです。
この要件として、LIFE(現CHASE)による情報提供に対応している必要があります。
 

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厚生労働省「科学的介護情報システム(LIFE)」の活用等について(別添6)より

○介護自動記録AIアプリFonLogのLIFE/CHASE対応

国立大学法人九州工業大学で開発された介護自動記録AIアプリFonLogは、その
・あらゆる入力項目とと出力に対応できる
という特徴を利用して、LIFE/CHASEに対応することができます。

まず、スマートフォンまたはWebから、LIFEに対応する項目を、利用者ごと、またはまとめて入力します。

 
この入力は、FonLogの
・Wifiが施設内に行き渡らなくてもオフラインで使える
という特徴により、ネットにつながらない状態(オフライン)でも入力できます。(後でWifiなどにつながった時にアップロードされます。)

入力されたLIFE/CHASE情報は、Webブラウザの管理画面から、CSV形式でダウンロードすることができます。
CSVファイルは、日付や日付を指定したり、全ての利用者をダウンロードしたりできます。

 
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○LIFEに頼らない、さらなる分析を

LIFEは、利用者ごとのフィードバックを活用してPDCAサイクルを回して初めて、ケアの向上に役立つものです。
フィードバックが得られなければ、情報の提供は事業所にとっては手間でしかありません。

しかし、FonLogは、もともとビッグデータ分析に活用することを目的として開発されたアプリです。
クラウド上のGoogleスプレッドシートに出力して、利用者の状況を可視化したり、スタッフの業務効率を改善したりすることが簡単にできます!

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さらには、介護従事者のワークエンゲージメント(仕事の充実感)を高める機能など、LIFEのフィードバックを待たずに、さまざまなケア環境の向上を目指すことができます。

介護従事者を大切にしない事業所はもう無くなっていい。これが介護記録AIスマホFonLogでのワークエンゲージメント向上https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000057750.html

○ITは不安・苦手だから、確かめながら進められるお試しのステップ

次のような、試してみていつでもやめられるステップを用意しています。

1. 試用: 期間限定で、スマホを1台無料で貸出しますので、使い勝手を確かめてください。いつでも止めることができます。
2. 試験導入: 介護ITインストラクターが使い方を丁寧に教えます。月額利用料が必要ですが、いつでも当月分全額返金します。※スマホ本体は応相談
3. 本格利用: 引き続き介護ITインストラクターがサポートします。導入費用はこの時点でお支払いいただければ結構です。
 

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○連携サービス
介護事業所においてかゆいところに手が届く、次のようなシステムも開発しています。FonLogに連携可能になる予定です。

☆訪問介護らくらく集計システム
直行直帰をするヘルパーさんの移動距離を、住所から自動計算・集計します。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000057750.html

☆訪問介護スケジュールシステム
ヘルパーさんの予定を把握しながら訪問担当者を簡単に割り当てます(開発中)。

☆訪問介護指示・報告システム
特定事業所加算を取るためのサービス提供責任者の指示・報告をIT化します(開発中)。

☆デイサービス送迎ルートシステム
ソフトウェアのインストール無しで、手軽に、シンプルに送迎最短ルートを検索できるシステムです。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000057750.html

○合同会社AUTOCAREについて

合同会社AUTOCARE1
 
私たちは、国立大学法人 九州工業大学のテクノロジーを社会に役立てる大学発スタートアップ、合同会社AUTOCAREです。

私たちは、介護の分野に、AIとIoTを、学びとともに普及させることをミッションとしています。
・介護自動記録AIアプリFonLogのサービス
・介護ITインストラクター養成
・IoTとAIの専門知識を活用したDXコンサルティング
を提供します。

九州工業大学井上創造研究室では、これまで介護施設や病院に、多くのスマホを提供して、IoTおよび行動認識AIの実証実験を多数行ってきました。
井上創造研究室の研究によると、介護付き有料老人ホームにおいて、手書きで一人一日あたり約57.6分かかっていた介護記録が、IT導入によって約34.6分に減り、さらにスマホのセンサから行動を認識するAIによって約23.8分に減りました*(国際的に権威のあるIMWUT Journalで報告)。これは施設にとっては年676万円分の人件費に相当します。30分に一度、24時間記録を続けるグループホームなど、業態によってはその数倍の効果が見込まれます。人材不足が叫ばれている介護・福祉業界において、これは喫緊に変わらなければならない、デジタルトランスフォーメーションです。

*Sozo Inoue, Paula Lago, Tahera Hossain, Tittaya Mairittha, Nattaya Mairittha, “Integrating Activity Recognition and Nursing Care Records: The System, Deployment, and a Verification Study”, Proceedings of the ACM on Interactive, Mobile, Wearable and Ubiquitous Technologies, Vol. 3, No. 86, 24 pages, 2019-09-09.

  • 介護自動記録AIアプリFonLogとスマホを無料で借りるにはこちらから:  https://autocare.ai

また、介護のIT化についての相談窓口も設けています。以下からお申し込みください。

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