横浜市/良品計画と連携協定を締結

2021/5/14

政令市初! 良品計画と横浜市は環境や暮らしの向上を目指し“感じ良い暮らしと社会”の実現に取り組みます。環境に配慮したスマートな暮らしをはじめ、食と農・シニアライフの支援等6つのテーマの連携協定を締結

~リニューアルオープンする「無印良品 港南台バーズ」をはじめ、市内にある無印良品全18店舗が参加し、地域とも連携しながら各取組を展開~

横浜市は、約378万人の市民を有する日本で最大規模の政令指定都市であり、都心部には商業地が広がる一方で、市の大半は閑静な住宅地や農業地帯があります。また、大規模団地等の集合住宅の老朽化や少子高齢化の進展など、都市共通の課題も見られます。横浜市では、中期計画において「SDGsの視点」・「データ活用・オープンイノベーションの推進」・「地域コミュニティの視点」を基本姿勢とし、地域活性化や地域課題の解決につながる取組を進めてきました。
株式会社良品計画は、これまで社会や環境に配慮したものづくりやサービスを展開しており、近年では自治体とも連携し、地域社会の発展に寄与する取組を積極的に展開されています。

今回、良品計画から、横浜の地域社会での“感じ良い暮らし”を実感できる取組を目指して相互に連携を強化していきたいとご提案いただいたことをきっかけに、地域活性化や地域課題解決に関する包括連携協定を締結しました。
良品計画と横浜市の連携協定は政令指定都市では初めてであり、この度増床リニューアルする「無印良品 港南台バーズ」をはじめ、市内にある無印良品全18店舗が参加して各取組を展開していきます。

横浜市1

1 経緯
株式会社良品計画から、港南台駅前の「無印良品 港南台バーズ」を関東最大店舗として増床リニューアルオープンすることを機会と捉え、「横浜市と幅広く連携関係を築き、住民のみなさまに地域への愛着をより強く感じていただける “感じ良い暮らしと社会”を目指し、地域活性化や地域課題解決に寄与したいとのご提案をいただきました。
横浜市としてもこの提案を積極的に受け止め、新たに開業する店舗から港南区内を中心に幅広く地域活性化や課題解決への試みを進め、市内の他店舗に波及する取組につなげていくことを目指し、このたび包括連携協定を締結しました。

2 連携協定の内容
  (1) 環境に関する実践行動の普及に関すること
  (2) 地域資源を活用した農業振興に関すること
  (3) 高齢者の健康・福祉に関すること
  (4) 施設・空間の有効活用に関すること
  (5) 災害対策に関すること
  (6) 子育てや次世代育成支援に関すること
  (7) その他地域活性化に関すること

3 取組の方向性・具体例
(1)「環境に配慮したスマートな暮らし」の実感
2030年までの達成を目指すSDGsや、2050年を見据えた「温室効果ガス実質排出ゼロ(脱炭素化)の実現」に向けて、地球温暖化対策を「自分ごと」として実感できるような取組を共に推進し、SDGs未来都市・横浜を実現していきます。
① 食品ロス削減とフードドライブ運動の推進
② 規格外商品の販売促進
③ 環境に対する市民意識の向上を図るイベント・講座等の開催

(2)「食と農」を実感
無印良品 港南台バーズのコンセプトでもある「まちの台所」としての役割を果たし、豊かな心と身体をつくるための食育や、地産地消を実感できる機会を提供し、横浜の食と農を楽しめる取組を推進します。
① 横浜産野菜の販売
② 地域で食育や健康づくりに取り組むヘルスメイト(食生活等改善推進員会)と連携したレシピの提案

(3)「シニアライフ」の支援を提供
地域の高齢者のみなさまに、生き生きとした日々を過ごしていただくことにつながるような支援や場を提供します。
① 当日配送サービスの提供
② 高齢者の社会参加を支援するための場を提供

(4)「公共的な場づくり」の研究・実証
市が保有する土地・建物の利活用や、住宅地・団地の再生につながる試みや調査を行います。
① 住宅地・団地での暮らしの課題解決につながる出張販売等の支援サービスの提供
② 市所有の土地、建物等の有効活用に係る調査・研究
③ 団地リノベーションなどを通じて培った、団地再生の知見を活用した調査・研究

(5)「災害への備え」のための「いつものもしも」を推進
日常の暮らしの中に災害への備えを組み込む「いつものもしも」を意識できるような啓発や、災害時における物資調達、情報提供など、防災力向上に資する取組を推進します。
① 防災に関するイベント・講座等の開催
② 災害時における食料品や日用品の調達
③ 災害時における水道・トイレ・周辺情報等の提供

(6)「地域のコミュニティセンター」としての役割の実現
単なる店舗に留まらない、地域に開かれ親しまれる「地域のコミュニティセンター」としての役割を実現していきます。
① 多世代が集い交流できるようなイベント・講座等の開催
② 地域の子どもが楽しみながら学ぶことができる場の提供

 ※協定の詳細はこちら
 https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/seisaku/2021/0512ryouhinkeikaku.html

 

open-yokohama

シニアマーケティングの豊富な実績事例から、トータルコーディネートさせていただきます。
お気軽にお問い合わせください
マーケット最前線
データ集
メディア集
ビジネスマッチング
注目ビジネス
シニアマーケティングの考え方
連載コラム
編集室から
シニアライフ総研について
ニュース
お問い合わせ

Copyright©Roots of communication Co.,Ltd. All rights reserved.