2018.3.9 シニアの自転車事情

シニアの自動車運転免許証返納の数が過去最多を更新した、というニュースを目にしました。
シニアの方々は自動車の代わりに何を移動手段として使うのでしょうか?

そういえば最近、自転車に乗るシニアの方々をよく見かける気がします。

そこでシニアの自転車事情について調べてみました。

 

出典:内閣府「高齢者の日常生活に関する意識調査結果」(平成26年)

出典:内閣府「高齢者の日常生活に関する意識調査結果」(平成26年)

 

内閣府の高齢社会白書によると、シニアのもっとも多い移動手段は自動車やバイク、スクーター。
次いでバスや電車などの公共交通機関で、3番目が自転車になります。
60歳以上の4割弱が自転車を利用しているようです。

シニアの自転車事情についてよく目にするニュースが交通事故です。
自転車事故についても調べてみると、2015年に発生した全自転車事故は98,700件あり、うち19,510件(19.8%)がシニア(65歳以上)の事故だったそうです。(参考:自転車の安全利用促進委員会)

事故の原因はいったいなんでしょうか?

自転車の安全利用促進委員会は、シニアの運転は他の世代と比べると、ハンドル操作のミスや転倒が多い傾向にあるとしています。

 出典:自転車の安全利用促進委員会「高齢者の自転車事故実態調査」

出典:自転車の安全利用促進委員会「高齢者の自転車事故実態調査」

 出典:自転車の安全利用促進委員会「高齢者の自転車事故実態調査」

出典:自転車の安全利用促進委員会「高齢者の自転車事故実態調査」

 

これらの事故の主な原因は身体能力の衰えであり、注意していてもミスをしてしまうそうです。

ハンドルの操作ミスや転倒を防ぐためには、どうすればいいのでしょうか?

近年の主要自転車メーカーは、シニアの身体的能力低下を補うためにシニア向けの電動アシスト自転車に力を入れています。

シニア向け電動アシスト自転車は

●軽量
●低重心
●足着きの良いフレーム
●クッションの厚いサドル
●小径タイヤ

といった特徴を持っています。
重い荷物を載せることやスピードを出すことは重視されず、とにかく軽く、扱いやすく、快適があることが求められています。

日本の高齢化が進むにつれて、ますます増えるであろうシニアの自転車ユーザー。
シニア向けの電動アシスト自転車をうまく活用する方も増えていきそうですね。

 

■平成26年度 高齢者の日常生活に関する意識調査結果(全体版)
http://www8.cao.go.jp/kourei/ishiki/h26/sougou/zentai/index.html

■自転車の安全利用促進委員会
http://jitensha-anzen.com/

■高齢自転車運転者の利用実態と特性
http://p-www.iwate-pu.ac.jp/~motoda/koureijitenshadobokukeikakuharu12.pdf

■パナソニック サイクルテック Jコンセプト
http://cycle.panasonic.jp/products/jelj/

■ヤマハ 発動機 PAS SION-U
https://www.yamaha-motor.co.jp/pas/lineup/sion-u/index.html

■ブリヂストンサイクル株式会社 ASSISTA UNI プレミア
http://www.bscycle.co.jp/products/brands/ASSISTAUNIpremiere/A2PC382018

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