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第28回 株式会社ファンケル

 無添加×飽くなき開発力で
支持を受けるマチュア世代向け化粧品  ビューティーブーケ

マーケティング本部化粧品事業部
商品企画第一グループ課長     土井 幸永子氏

 

創業以来「無添加」というに強いこだわりを持ち続け「化粧品」、「サプリメント」そして「発芽玄米」などのそれぞれの業態分野で長く市場を牽引している株式会社ファンケル。

今回はその中でも、マチュア世代(※)向け化粧品「ビューティブーケ」にスポットを当てお話をお伺いしました。(※成熟した世代の意)                             

                                      2018年11月取材

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 Q. ビューティーブーケの企画から開発までの経緯についてお聞かせください。

「ビューティブーケ」は2016年10月に発売したマチュア世代向けの化粧品です。

ファンケルの商品は概ねオールターゲットで開発していますが、加齢に伴った体の衰えや変化を原因にして引き起こされる使い辛さにまで配慮して作られたのがこのビューティブーケです。

容器の開封のしやすさや使用順序がわからなくなってしまう点などを意識して開発しました。

 

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Q. 商品開発への拘り、そして強みはどこにありますか?

まず、ファンケルのいわば代名詞ともいえる「無添加」。ここには強い拘りを持っています。その一つの研究成果として、防腐剤であるパラベンは老化を加速させるという結果を出しています。また原料の開発にも力を入れています。ビューティーブーケは、当社で積極的に行っている発酵の研究技術を活かし、当社の発芽玄米商品である発芽米を発酵させて、マチュア世代に効果的な成分を抽出するに至りました。

 

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Q. この商品のターゲット層について、御社では「マチュア世代」という表現を使っていますが、その意図とペルソナについてお聞かせください。

シニアという言葉には70歳以上の方、そして仕事を含めて引退して「美容」よりも「健康」を意識した生き方にシフトしているイメージがありました。

ビューティブーケは、「美容」と「健康」の両方に意識が高い60歳以上の女性をターゲットとして設定したかった。そこで、この層を「マチュア世代」というワードで定義することにしました。

ターゲットを決定した後、この層についての定量的な調査を行いました。

また、実際にマチュア世代の方と行動を共にして定性的な調査を行いました。

マチュア世代の方と触れ合ってみると、例えばフラダンスやハイキングなどアクティブな趣味をお持ちの方が多いことに気づかされました。

また当然のごとく多くの経験値や知見も有しており、化粧品選びに関しても「本当にいいもの」をお求めになるという傾向が見えてきました。

 


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Q. シニア・マーケティングを進める中で、他社の活動を参考にした部分はありますか?

他社さんのシニア向けの商品については、実際にいくつかを購入してみましたし、それ以外にもシニア向け通販サイトが実践するご案内の手法、そしてシニアの方の目の動きなどを考慮したUI(ユーザインタフェース)なども参考にしました。

特に、家電用品の説明書から得るものは多くありました。マチュア世代に当社の商品を使っていただくに当たり、いかに説明書を間違えなく使えるご案内にするか、受け入れ易い表現にするかという点で参考にした部分が多くありました。

 

 

Q. 昨年(2018年)10月10日に、新商品「薬用 美白エイジングケアクリーム」が発売されましたが、こちらの開発経緯などをお聞かせください。

 

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こちらは「金のいぶき」という発芽米を発酵させ、原材料として使っております。従来配合している発芽米発酵液よりさらに効果が高く、エイジングケア、美白効果、シミ予防に更なる効果を発揮します。

また使いやすさの点でも新しい配慮を行いました。

「薬用 美白エイジングケアクリーム」の開発に当たっては、従来の「ビューティブーケ」のユーザに集まって頂きヒアリング調査を行いました。

そこで、「一般的なスパチュラ(クリームをすくい取るためのヘラ)は小さい」というご意見を得ることができました。スパチュラは透明なものが多く、下に落としてしまった際に、どこに落としたからがわかり辛いというご指摘でした。

そこで、スパチュラ(掲載写真右下)を大きくしてつまみやすくし、他の色と識別しやすい色にしました。更に、内蓋のつまみを大きくして、従来のジャータイプの容器よりももっと開け易い容器にしました。

 


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Q. 「薬用 美白エイジングケアクリーム」の売れ行きはいかがですか?

ありがたいことに、本当に多くの反響をいただいており、現在は販売数に対し生産が追い付かないほどです。

 

Q. 最後に今後マチュア世代(シニア世代)に対し、どのようなアプローチをお考えですか?

これから更に高齢化が進んでいくことは自明ですので、当社としても更なる注力を行っていきます。

今後は「マチュア世代向けのライフスタイルブランド」として位置づけ、広く美に対するお手伝いの提案をしていきたいと考えています。

 

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ビューティーブーケ公式サイト
https://www.beautybouquet.jp

株式会社ファンケル
https://www.fancl.jp/index.html


 
 
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